ワイドとは、3着までに入る2頭の組み合わせを馬番号で的中させる投票法です。

馬連が2着までの2頭の組み合わせを順序に関係なく的中させるのに対して、ワイドは3着までの範囲に拡大された投票法です。

ワイド馬券のメリット、デメリット 当たる買い方や単勝回収率について解説


ワイドとは、3着までに入る2頭の組み合わせを馬番号で的中させる投票法です。

 

馬連が2着までの2頭の組み合わせを順序に関係なく的中させるのに対して、ワイドは3着までの範囲に拡大された投票法です。

 

ワイドは出走馬が4頭以上の場合に発売され、組み合わせが当たっていれば的中となります。

 

着順は関係ありませんが、3着が同着だった場合、3着・3着の組み合わせは不的中となります。

 

3着の同着がない場合、ワイドの的中は3通りとなります。

 

複勝は3着までに入る1頭を当てるのに対して、ワイドは3着までに入る2頭を当てるため、複勝よりは難しく、馬連よりは易しいと言えるでしょう。

 

ワイド馬券のメリット、デメリット

ワイド馬券には以下のようなメリットとデメリットがあります。

メリット

的中率が高い
ワイドは3着以内に入る2頭を当てるため、他の馬券種と比べて的中率が高くなります。これは、初心者でも比較的当たりやすいという点で大きな魅力です​。

 

ダブル的中・トリプル的中が可能
ワイド馬券は1着-2着、1着-3着、2着-3着の3通りの組み合わせがあり、これらが重複して的中することで回収率を上げることができます。

 

ダブル的中やトリプル的中が狙えるため、一度のレースで複数の的中が得られる可能性があります​。

 

資金効率が高い
的中率の高さから資金の回転が良く、コツコツと利益を積み重ねる戦略が取りやすいです。

 

少額の投資でコンスタントに利益を上げることができます​ (ブエナの競馬ブログ〜馬券で負けないための知識 |)​。

デメリット

オッズが低い
ワイドは的中率が高いため、オッズが低くなる傾向があります。

 

特に本命サイドの馬券では、オッズが低すぎて大きな利益を狙うのは難しいです​。

 

利益の計算が難しい
ワイド馬券のオッズは幅があり、発走直前まで確定しないことが多いです。

 

そのため、正確に利益を計算するのが難しい場合があります​ (ブエナの競馬ブログ〜馬券で負けないための知識 |)​。

 

大穴狙いは不利
ワイドの大穴狙いは基本的に回収率が低いため、儲けにくいです。

 

高配当を狙うには不向きで、少額のコツコツ戦略が主になります​ (ブエナの競馬ブログ〜馬券で負けないための知識 |)​。

 

ワイド馬券は、的中率が高い分安定した利益を出しやすいですが、オッズが低いために大きな利益を狙うには不向きです。

 

これらの特性を理解して、レースや馬の状況に応じた賢い買い方をすることが重要です。

ワイド馬券の買い方

ワイドの流し
軸となる馬を1頭選び、相手になる馬を複数絡めて購入する買い方です。

 

信頼する馬を軸にして、3着以内に入線しそうな馬を相手に複数選ぶことが必要になります。
ワイドボックス
ワイドボックス買いは、選んだ馬のすべての組み合わせを同一金額で購入する方法です。

 

ワイドボックス買いのメリットは、軸・相手の概念がないため、選んだ2頭が馬券に絡めば的中する点です。

 

1着〜3着の順番を考える必要がなく、馬券に絡むかどうかだけを考えて馬を選べば良いのです。
ワイドのフォーメーション
ワイドのフォーメーションとは、1頭目と2頭目にそれぞれ選んだ馬を組み合わせて、全ての組み合わせが的中するように買う方法です。

 

一見すると軸流しと似ていますが、フォーメーションは全く異なります。

 

軸流しでは特定の馬を中心に流し買いをしますが、フォーメーションでは選んだ各頭の組み合わせ全てを対象とします。

 

馬券の購入が柔軟になり、無駄な買い目を省くことができます。

ワイドを買うおすすめのタイミング

ワイドは比較的当たりやすい馬券ですが、どのような場合でも有効というわけではありません。

 

ワイドは比較的配当金が少ないため、何も考えずに複数のワイド馬券を購入すると、的中しても購入した馬券代よりも配当金が少ない「トリガミ」になりやすいのです。

 

では、どのようなレースでワイドが有効なのでしょうか。

大本命2頭が競うレース

出走馬の中で突出した2頭が競り合うレースでは、素直にワイドで1点買いをするのが効率的です。

 

2強がぶつかるレースは少ないように見えますが、未勝利戦やクラス戦では出走馬の強弱が大きく異なることがあります。

 

ある程度の知識があれば、そのようなレースを見つけることができるでしょう。

大本命1頭がいるレース

ほぼ確実に勝つと思われる馬が1頭いるレースでは、単勝のオッズが低くなることが多いです。

 

しかし、ワイドならその本命馬を軸にした流し買いがしやすいというメリットがあります。

 

ただし、流し買いの場合、購入点数を多くしすぎないことが重要です。多くの馬を選びすぎると、すぐにトリガミになってしまいます。

3着なら入りそうな人気薄

最も効果的なのは、1着や2着は難しそうだけど3着なら入りそうな人気薄の馬がいる場合です。

 

例えば、2強プラス人気薄の3強目がいるレースでは、その3強目を軸にして残りの2強を相手にすれば、オッズがかなり上がります。

 

これが3着までOKというワイドの特徴を最大限に生かした買い方です。

 

このように、ワイド馬券は状況に応じて適切に使うことで、的中率を高めながら利益を得ることができます。

まとめ

ワイド馬券は比較的当てやすく、複数の的中を狙えるため、非常に魅力的です。

 

ダブル的中やトリプル的中も可能であり、トリプル的中ならばかなりの配当金を期待できます。

 

ワイド馬券は基本的な配当金が少なめですが、賢い買い方とタイミングを見極めることで、大きな利益を得ることができます。

 

ワイド馬券の戦略を研究すれば、競馬をさらに楽しむことができるでしょう。