1996年、牝馬競走体系の整備により、阪神競馬場の芝2000メートルを舞台とした3歳以上・牝馬限定の別定重賞「マーメイドステークス」が新設されました。
このレースは、牝馬の実力を測る重要な舞台として、多くのファンに親しまれてきました。
2006年には、負担重量がハンデキャップに変更され、競走のバランスがさらに工夫されることとなりました。
同年、3歳馬のソリッドプラチナムが49キログラムの軽ハンデを利して追い込み勝ちを収め、創設以来初めて3歳馬が優勝を果たしました。
この勝利は多くの競馬ファンに驚きを与え、その後の競馬シーンに影響を与えました。
今年のマーメイドステークスは、開催日割の変更に伴い、京都競馬場の芝2000メートルで行われることになりました。
この変更により、競馬ファンは新たな舞台でのレースを楽しむことができます。
競馬ファンにとって、マーメイドステークスは毎年注目のレースです。今年も新たなドラマが生まれることでしょう。
マーメイドS GIII
2024年6月16日 (日) 15:35
京都競馬場 芝2000m
*JRAより
競馬場の内回りコースについて詳しく説明します。
このコースはスタンド前の直線の半ばからスタートし、内回りコースを一周する形で進行します。
1コーナーまでの距離はAコース使用時で約300メートルで、この間に馬たちの隊列が決まり、ペースも安定します。
3コーナー付近には丘があり、バックストレッチの半ばから上り坂が続きます。
この上り坂を越えると、残り800メートル付近で下りに差し掛かります。この地点から多くの馬がラストスパートを開始することが一般的です。
ゴール前の直線は323.4メートル(Dコース使用時)で、日本の主要競馬場の中では中山に次いで短いです。
そのため、差しや追い込みの馬が直線だけで逆転するのは難しく、3コーナーから4コーナーを回りながらポジションを上げていく必要があります。
しかし、外側を回りすぎると距離のロスが大きくなるため、巧みなコーナーワークと迅速な加速力が求められます。
このコースの特徴を理解し、適切な戦略を立てることが、勝利への鍵となるでしょう。
枠番別のデータを分析すると、いくつかの特徴が浮かび上がります。
このデータは2014年6月15日から2023年6月18日までのもので、あくまでも阪神競馬場2000m芝のデータです。
*今年は京都競馬場2000mです。
まず、1枠と7枠は非常に好成績を収めています。
1枠の勝率は13.3%、複勝率は40.0%と高く、安定したパフォーマンスを示しています。
7枠も勝率15.0%、複勝率30.0%と、他の枠に比べて優れた成績を挙げています。
一方で、3枠と5枠は低迷しています。3枠の勝率は0.0%、複勝率も11.1%と低く、5枠も同様に勝率0.0%、複勝率5.0%と不調です。
興味深いのは、8枠の複勝率が20.0%と高く、特に連対率15.0%も他の枠に比べて高めである点です。
全体として、内枠(1枠、2枠)と外枠(7枠、8枠)の成績が良好である一方、中枠(3枠、4枠、5枠、6枠)はやや成績が振るわない傾向にあります。
これは、競馬場のコース特性やスタート位置の影響を受けている可能性があります。
このデータは、馬券購入時の参考になるでしょう。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 2- 1- 3- 9/15 | 13.3% | 20.0% | 40.0% |
2枠 | 2- 0- 1-13/16 | 12.5% | 12.5% | 18.8% |
3枠 | 0- 1- 1-16/18 | 0.0% | 5.6% | 11.1% |
4枠 | 2- 1- 1-15/19 | 10.5% | 15.8% | 21.1% |
5枠 | 0- 1- 0-19/20 | 0.0% | 5.0% | 5.0% |
6枠 | 0- 3- 1-16/20 | 0.0% | 15.0% | 20.0% |
7枠 | 3- 1- 2-14/20 | 15.0% | 20.0% | 30.0% |
8枠 | 1- 2- 1-16/20 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
4歳馬と5歳馬が最も多く出走していることがわかります。
4歳馬は52頭出走し、勝率7.7%、連対率15.4%、複勝率19.2%を記録しています。
一方、5歳馬は72頭出走し、勝率6.9%、連対率13.9%、複勝率22.2%を達成しています。
これらのデータから、4歳馬と5歳馬が安定して良い成績を収めていることがわかります。
6歳馬も注目に値します。出走数は19頭と少ないものの、勝率5.3%、連対率10.5%、複勝率15.8%を記録しています。
特に複勝率は他の年齢層に比べて低くないため、一定の成績を収めています。
3歳馬と7歳馬は出走数が少なく、3歳馬は1頭のみで全ての成績が0.0%となっており、7歳馬も4頭出走し、勝率と連対率は0.0%ですが、複勝率は25.0%と比較的高い数値を示しています。
これは、少数の出走数ながらも一部の馬が健闘していることを示しています。
このデータから総括すると、4歳馬と5歳馬が最も競走成績が安定しており、多くの競馬ファンにとって信頼できる年齢層と言えます。
一方で、6歳馬や少数の出走数で高い複勝率を示す7歳馬も、狙い目となる可能性があります。
年齢別の成績を把握することで、より戦略的な馬券購入が可能となるでしょう。
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
2歳 | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
3歳 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
4歳 | 4- 4- 2- 42/ 52 | 7.7% | 15.4% | 19.2% |
5歳 | 5- 5- 6- 56/ 72 | 6.9% | 13.9% | 22.2% |
6歳 | 1- 1- 1- 16/ 19 | 5.3% | 10.5% | 15.8% |
7歳 | 0- 0- 1- 3/ 4 | 0.0% | 0.0% | 25.0% |
8歳 | 0- 0- 0- 0/ 0 |
1番人気の馬は安定して好成績を収めていることがわかります。
勝率20.0%、連対率30.0%、複勝率40.0%と、他の人気に比べて高い成績を示しています。
これは、1番人気の馬が期待に応えるケースが多いことを示しています。
一方で、2番人気から6番人気の馬は、勝率や連対率が1番人気に比べて低いものの、複勝率においてはそれぞれ一定の成績を示しています。
特に6番人気は複勝率が30.0%と比較的高く、馬券の組み立てにおいて注目する価値があります。
7番人気から10番人気の馬は、勝率や連対率で予想外の成績を収めることがあることがわかります。
特に10番人気は勝率30.0%、連対率40.0%、複勝率50.0%と、下位人気の中では突出した成績を収めています。
このデータは、人気薄の馬が時折大きな波乱を起こす可能性を示しています。
11番人気以下の馬については、全体的に成績が低く、特に11番人気と12番人気の馬は勝利や連対の記録がありません。
しかし、13番人気の馬が連対率11.1%と健闘している点は注目に値します。
このデータから総括すると、馬券を購入する際には1番人気の馬を軸にすることが堅実な選択である一方で、6番人気や10番人気の馬を加えることで高配当を狙う戦略も有効です。
また、下位人気の馬にも注意を払い、大きな波乱を狙うことで馬券の妙味が増すでしょう。
人気 | 着別度数 |
---|---|
1番人気 | 2- 1- 1- 6/ 10 |
2番人気 | 0- 2- 1- 7/ 10 |
3番人気 | 1- 1- 1- 7/ 10 |
4番人気 | 0- 1- 1- 8/ 10 |
5番人気 | 0- 1- 2- 7/ 10 |
6番人気 | 1- 0- 2- 7/ 10 |
7番人気 | 2- 1- 0- 7/ 10 |
8番人気 | 1- 0- 0- 9/ 10 |
9番人気 | 0- 1- 0- 9/ 10 |
10番人気 | 3- 1- 2- 4/ 10 |
11番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 |
12番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 |
13番人気 | 0- 1- 0- 8/ 9 |
14番人気 | 0- 0- 0- 8/ 8 |
15番人気 | 0- 0- 0- 6/ 6 |
16番人気 | 0- 0- 0- 5/ 5 |
17番人気 | 0- 0- 0- 0/ 0 |
18番人気 | 0- 0- 0- 0/ 0 |
19番以下 | 0- 0- 0- 0/ 0 |
400kg台の馬は出走数が少ないものの、420kg~439kgの馬は複勝率が13.3%と一定の成績を収めています。
440kg~459kgの馬は勝率10.0%、連対率20.0%、複勝率23.3%と、他の馬体重に比べて安定した成績を示しています。
この範囲の馬体重が競走馬としてバランスが良いことを示唆しています。
460kg~479kgの馬も注目に値します。この馬体重の馬は勝率6.0%、連対率14.0%、複勝率30.0%と、高い複勝率を記録しています。
このことから、やや重めの馬体重が好成績を収めやすいことがわかります。
500kg以上の馬についても興味深いデータが見られます。特に520kg~539kgの馬は、出走数が少ないものの、勝率33.3%、連対率33.3%、複勝率33.3%と非常に高い成績を収めています。
この範囲の馬体重が特に有力である可能性が示唆されています。
一方、540kg以上の馬は成績が振るわず、出走数も少ないため、総合的に評価するのは難しい状況です。
このデータを総括すると、440kg~479kgの馬体重の馬が最も安定した成績を収めており、特に複勝率が高いことがわかります。
また、520kg~539kgの重めの馬も優れた成績を示しており、注目に値します。
馬体重によるパフォーマンスの違いを理解することで、馬券購入時の参考にすることができるでしょう。
馬体重 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
~399kg | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
400~419kg | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
420~439kg | 0- 2- 0- 13/ 15 | 0.0% | 13.3% | 13.3% |
440~459kg | 3- 3- 1- 23/ 30 | 10.0% | 20.0% | 23.3% |
460~479kg | 3- 4- 8- 35/ 50 | 6.0% | 14.0% | 30.0% |
480~499kg | 2- 1- 1- 29/ 33 | 6.1% | 9.1% | 12.1% |
500~519kg | 1- 0- 0- 13/ 14 | 7.1% | 7.1% | 7.1% |
520~539kg | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
540~ | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
「逃げ」脚質の馬は、勝率、連対率、複勝率がそれぞれ9.1%と平均的な成績です。逃げ馬は序盤からリードを取る戦術であり、安定した成績を収めることが難しいことがわかります。
「先行」脚質の馬は、勝率12.9%、連対率16.1%、複勝率19.4%と、全体的に高い成績を示しています。先行馬はレースの流れをコントロールしやすく、好成績を収める傾向があります。
「中団」脚質の馬は、勝率3.3%、連対率11.7%、複勝率21.7%となっています。特に複勝率が高く、中団から差し切る戦術が一定の効果を持っていることが示されています。
「後方」脚質の馬は、勝率4.7%、連対率14.0%、複勝率20.9%と、中団に近い成績です。後方からの追い込みはリスクが高いものの、成功すれば高い複勝率を達成できることがわかります。
「マクリ」脚質の馬は、勝率33.3%、連対率33.3%、複勝率33.3%と非常に高い成績を示しています。マクリはレース中盤以降に一気に順位を上げる戦術であり、このデータからその有効性が強調されています。
総じて、先行脚質が最も安定した成績を収める一方で、マクリ脚質が高い勝率を誇ることがわかります。
中団や後方からの差しや追い込みも高い複勝率を示しており、各脚質に応じた戦略が重要です。
脚質上り | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
平地・逃げ | 1- 0- 0- 10/ 11 | 9.1% | 9.1% | 9.1% |
平地・先行 | 4- 1- 1- 25/ 31 | 12.9% | 16.1% | 19.4% |
平地・中団 | 2- 5- 6- 47/ 60 | 3.3% | 11.7% | 21.7% |
平地・後方 | 2- 4- 3- 34/ 43 | 4.7% | 14.0% | 20.9% |
平地・マクリ | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
前走レース名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
パールS1600 | 5- 1- 1-12/19 | 26.3% | 31.6% | 36.8% |
福島牝馬G3 | 1- 2- 2-23/28 | 3.6% | 10.7% | 17.9% |
メトロポ(L) | 1- 0- 0- 1/ 2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
大阪城SH | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
寿SH・3勝 | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
下鴨SH・3勝 | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
京都記念G2 | 0- 2- 0- 0/ 2 | 0.0% | 100.0% | 100.0% |
緑風SH1600 | 0- 1- 0- 1/ 2 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
シドニー・3勝 | 0- 1- 0- 5/ 6 | 0.0% | 16.7% | 16.7% |
御室特別1000 | 0- 1- 0- 3/ 4 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
大阪城H(L) | 0- 1- 0- 1/ 2 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
野島崎特1000 | 0- 1- 0- 0/ 1 | 0.0% | 100.0% | 100.0% |
阪神牝馬G2 | 0- 0- 2- 2/ 4 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
ヴィクトG1 | 0- 0- 1- 6/ 7 | 0.0% | 0.0% | 14.3% |
中山牝馬HG3 | 0- 0- 1- 3/ 4 | 0.0% | 0.0% | 25.0% |
都大路S(L) | 0- 0- 1- 1/ 2 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
モンゴルH | 0- 0- 1- 1/ 2 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
賢島特別1000 | 0- 0- 1- 0/ 1 | 0.0% | 0.0% | 100.0% |
パールS・3勝 | 0- 0- 0- 4/ 4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
下鴨SH1600 | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
烏丸SH1600 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
秩父特別1000 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
紫野特H・2勝 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
ターコイHG3 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
アイルラG2 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
都大路S | 0- 0- 0- 4/ 4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走平地距離 | 着別度数 |
---|---|
1600m | 0- 0- 4- 13/ 17 |
1700m | 0- 0- 0- 1/ 1 |
1800m | 7- 5- 5- 63/ 80 |
1900m | 0- 0- 0- 0/ 0 |
2000m | 2- 2- 1- 27/ 32 |
2100m | 0- 0- 0- 0/ 0 |
2200m | 0- 2- 0- 3/ 5 |
2300m | 0- 0- 0- 0/ 0 |
2400m | 1- 1- 0- 7/ 9 |
2500m | 0- 0- 0- 2/ 2 |