斤量が競馬ファンの間で重要視されるが、ラジオNIKKEI賞のハンデ戦は斤量による成績の違いはそれほど大きくない。
2014年以降、52キロ以下や57キロ以上で入賞がないケースを除くと、ほぼすべての斤量で勝利のチャンスがある。
特に54~55キロの馬は安定しており、7勝と多くの上位入賞を果たしているが、53キロの馬も勝利や上位入賞を多く記録しているので、軽視は禁物だ。
特に春のG1レースに出ていない馬や重賞での上位入賞経験のない馬が穴を開ける可能性があり、「調子が良ければ格に勝る」というのがこのタイプのレースでよく当てはまる。
福島芝1800mで行われるラジオNIKKEI賞は、直線が短く、コーナーでのポジション取りが重要な小回りのコースであるため、機動力や器用さが求められる。
ラジオNIKKEI賞
2024年6月30日 (日) 15:45
福島競馬場 11R 芝1800m
福島競馬場の芝1800mコースでは先行する馬が有利です。
先行馬の勝率は8.6%、連対率は約17%で、単勝回収率も118%と高くなっています 。
逃げる脚質の馬も比較的良い成績を残しており、勝率6.5%、連対率15%ですが、回収率は63%に留まります。
一方で、差し馬や追込馬は勝率が低く、特に追込馬は勝率が0%、連対率20%となっており、勝利が難しい状況ですが、単勝回収率は105%と高くなっています 。
また、福島芝1800mは小回りのコースで、直線が短いためポジション取りが非常に重要です。
このコースでのレースはスローペースになりやすく、そのために先行有利の傾向が強まるとされています。
ただし、追込み脚質が予想外の高回収率を示す場合もあり、穴馬を狙う際には有利な条件となり得ます。
人気馬に関しては、一貫して高い人気を保つ馬よりも、人気が落ちた馬の方が高い回収率を見せる傾向にあります。
特に、前走で人気だったにもかかわらず、今走で不人気になっている馬は、高い回収率を示すことが多いです 。
福島芝1800mでの競馬予想では、先行力のある馬や、人気薄で過小評価されている馬に注目すると良いでしょう。
特に、直線が短いため、スタートダッシュやコーナーワークの巧みな馬が有利となります。
提供された枠順データから見ると、1枠の成績が他の枠に比べて比較的良好です。
特に1枠は1着に3回、2着に1回、3着に2回入っており、出走回数16回に対してかなりの高確率で上位に入っています。
これは内枠がレースにおいて有利な位置取りを容易にするため、良い成績につながっている可能性があります。
他方で、4枠と6枠の成績はあまり良くないことが分かります。
特に4枠は1着が0回と最も成績が悪く、出走回数18回中17回が着外となっています。
これは、その枠位置が特定のレース条件下で不利に働く可能性があるためかもしれません。
5枠は2着に入る回数が3回と他の枠より多い一方で、1着になることは1回のみです。
これは、5枠がレースの展開によっては有利な位置を確保しやすいが、勝利まで至るには何らかの障壁が存在する可能性を示唆しています。
全体的に見て、枠番が高くなるにつれて、特に外枠の7枠と8枠では3着内に入る頻度がやや増える傾向にありますが、1着を取るのは難しいようです。
これは外枠からのスタートが、レース序盤でのポジショニングを困難にし、有利な展開を作りにくいことが原因かもしれません。
1枠 3- 1- 2-10/16
2枠 2- 1- 2-11/16
3枠 2- 1- 1-12/16
4枠 0- 1- 0-17/18
5枠 1- 3- 1-15/20
6枠 0- 2- 0-18/20
7枠 1- 0- 3-16/20
8枠 1- 1- 1-17/20
初めに、1番人気の馬は比較的好成績を収めていますが、必ずしも安定して勝利を収めているわけではないことがわかります。
1番人気の馬が勝ったのは2回で、着外に甘んじることも5回と多いです。
このことから、1番人気の馬には期待が集まりやすいものの、その期待を必ずしも満たしていないと言えます。
2番人気と3番人気の馬に関しても同様の傾向が見られ、これらの馬も1着を取ることがあるものの、着外に終わる割合が高いです。
特に3番人気の馬は3回も1着になっているにもかかわらず、残り7回は着外となっており、予想が難しい状況が窺えます。
中位の人気(4番人気から9番人気)の馬については、1着になるケースもありますが、大半が着外に終わっています。
低人気の馬(10番人気以上)になると、ほとんどの馬が着外に終わっており、1着になることは全くありません。
これは低人気の馬が競争力に欠けることが多いため、一般的に期待値が低いと考えられます。
*集計期間:2014. 7. 6 ~ 2023. 7. 2
1番人気 2- 2- 1- 5/ 10
2番人気 2- 0- 1- 7/ 10
3番人気 3- 0- 0- 7/ 10
4番人気 1- 2- 0- 7/ 10
5番人気 1- 0- 2- 7/ 10
6番人気 0- 0- 1- 9/ 10
7番人気 0- 1- 2- 7/ 10
8番人気 1- 2- 0- 7/ 10
9番人気 0- 2- 2- 6/ 10
10番人気 0- 0- 0- 10/ 10
11番人気 0- 1- 0- 9/ 10
12番人気 0- 0- 1- 9/ 10
13番人気 0- 0- 0- 8/ 8
14番人気 0- 0- 0- 6/ 6
15番人気 0- 0- 0- 6/ 6
16番人気 0- 0- 0- 6/ 6
17番人気 0- 0- 0- 0/ 0
18番人気 0- 0- 0- 0/ 0
馬体重が480~499kgの間において最も良好な成績を示しています。
この間の馬は1着に4回、2着に1回、3着に2回となっており、出走回数35回中7回が3着以内に入っています。
このことから、馬体重がこの範囲にある馬は比較的競争力が高いと考えられ、予想時に重視するべきグループです。
また、460~479kgの間も安定した成績を残しており、1着2回、2着3回、3着4回という結果になっています。
この区間も着順が良く、出走回数40回中9回が3着以内です。この重量区間の馬も相当な競争力を持っていることが窺えるため、選択肢として考慮に値します。
それに対して、420~439kgの馬は全て着外となっており、この体重区間の馬は競争力が低いと見ることができます。
予想時には避けるか、高いリスクを覚悟する必要があるでしょう。
500~519kgの間の馬も比較的良好な成績を示しており、1着に2回、2着に2回となっています。
出走回数18回中4回が上位入賞しており、この重量区間の馬も競争において強みを持つ可能性があります。
予想を行う際には、460kg以上の馬体重を持つ馬に注目すると良いでしょう。
特に460~499kgの範囲にある馬は成績が良い傾向にあるため、この間の馬を中心に検討することが推奨されます。
ただし、馬体重だけでなく、その日のコース条件や対戦相手、騎手の技量なども考慮に入れる必要があります。
400~419kg 0- 0- 1- 1
420~439kg 0- 0- 0- 9
440~459kg 1- 4- 2- 27
460~479kg 2- 3- 4- 31
480~499kg 4- 1- 2- 28
500~519kg 2- 2- 0- 14
520~539kg 1- 0- 1- 4
白百合SとプリンシパルSにおいて良い成績が記録されています。
白百合Sでは16回の出走中、2回の1着と1回の2着があり、プリンシパルSも5回の出走で1回が1着、1回が2着です。
これらのレースでは比較的上位に入る確率が高いことが示されており、予想を立てる際にはこれらのレースの出走馬に注目すると良さそうです。
G2レースでは青葉賞と京都新聞杯にも目を向けると良いでしょう。
このレースも少ない出走回数にもかかわらず、1着を取っており、特に競争力のある馬が参加している可能性があります。
一方で、500万下や1勝クラスのレースでは多くの着外が記録されており、これらのカテゴリのレースでの予想はより慎重に行う必要があります。
高いクラスのレースの成績が良い馬が、低いクラスのレースでも同様に好成績を収めるとは限らないため、過去のデータと各馬の条件を総合的に評価することが重要です。
白百合S 2- 1- 0- 13
プリンシパルS 1- 1- 0- 3
青葉賞G2 1- 0- 1- 4
早苗賞500* 1- 0- 0- 1
京都新聞G2 1- 0- 0- 3
早苗賞・1勝* 1- 0- 0- 1
500万下* 0- 1- 2-13
皐月賞G1 0- 1- 1- 7
1勝クラス 0- 1- 1- 6
東京優駿G1 0- 1- 0- 1
優駿牝馬G1 0- 1- 0- 1
山藤賞500* 0- 1- 0- 1
夏木立賞500* 0- 1- 0- 1
NHKマG1 0- 0- 2- 5
江の島特1000 0- 0- 1- 1
1200m 0- 0- 0- 1/ 1
1400m 0- 0- 0- 5/ 5
1600m 1- 2- 4- 27/ 34
1800m 3- 2- 1- 42/ 48
2000m 4- 4- 4- 26/ 38
2100m 0- 0- 0- 1/ 1
2200m 1- 0- 0- 6/ 7
2300m 0- 0- 0- 1/ 1
2400m 1- 2- 1- 7/ 11